外反母趾痛は、足の指が内側に傾いてしまうことで、足の外側にある骨が突出し、痛みを引き起こす症状です。
この痛みを軽減するためには、靴選びが重要です。今回は、外反母趾痛を軽減するための正しい靴の選び方についてご紹介します。
目次
- 1. 外反母趾とは?
- 2. 正しい靴選びが外反母趾痛軽減の鍵
- 3. 選び方のポイント1:幅広・つま先のゆとり
- 4. 選び方のポイント2:かかとの固定性が高いものを選ぶ
- 5. 選び方のポイント3:クッション性のある中敷きが重要
1. 外反母趾とは?
外反母趾痛は、足の親指の付け根にある骨が外側に向かって曲がり、その部分を圧迫することで生じる痛みです。中高年女性に多く見られ、長時間の立ち仕事やハイヒールの着用、運動不足、遺伝的な要因などによって引き起こされます。
症状としては、足の外側に疼痛やしびれが生じるほか、足裏が疲れやすくなったり、指先の動かしにくさが生じたりします。日常生活の中で特に注意すべきは、履物の選択と適度な運動です。
足に負担をかけるハイヒールや、足を締めつける靴は避け、ストレッチなどの運動を行い、筋力アップを目指しましょう。また、痛みが出た場合は早めの専門家のカウンセリングが大切です。
2. 正しい靴選びが外反母趾痛軽減の鍵
足の指の付け根の骨が向きを変え、足の形が変形してしまう外反母趾症。この症状が進行すると、痛みや歩行困難を引き起こすことがあります。
しかし、正しい靴を選ぶことで痛みを軽減できます。
まず、靴のつま先が十分に広く、指先が余裕を持って入るものを選びましょう。また、ヒールが高い靴や、平坦すぎる靴は避けることが大切です。必ず足裏をしっかり支え、かかとがしっかり固定されるような靴を選ぶことがポイントです。
折れ曲がってしまい踵が内側になってしまうような柔らかい靴は、症状を悪化させる原因になることがあるため避けるべきです。
正しい靴選びをすることで、外反母趾の痛みを軽減し、運動や日常生活に支障をきたさないようにしましょう。
3. 選び方のポイント1:幅広・つま先のゆとり
靴選びにおいて、幅広・つま先のゆとりは非常に重要なポイントです。特に歩くことが多い仕事や長時間の立ち仕事をしている場合は、足に負担がかかりやすくなります。
足に無理が掛からず、自然な歩行ができるように幅広い靴を選びましょう。また、つま先のゆとりがあることで、足の指先が痛くなることを防ぐことができます。
靴選びの際は、必ずサイズを確認し、自分の足に合った靴を選ぶように心がけてください。足の形や状態に合わせ、快適な歩行ができる靴を選ぶことが、健康的な足を保つためにも大切です。
4. 選び方のポイント2:かかとの固定性が高いものを選ぶ
ランニングシューズを選ぶ際に重要なのが、かかとの固定性です。かかとがしっかりと固定されているシューズは、足首や膝にかかる衝撃を低減することができます。
また、走る動作中にかかとがブレることで、足裏のサポートが不十分となり、靭帯の負傷や大腿骨の痛みを引き起こすこともあります。そのため、かかとの固定性が高いシューズを選ぶことはとても重要です。
具体的には、かかと部分に硬い材質が使用されているか、かかとカップの形状が正確に足にフィットするものを選ぶことがポイントになります。また、かかとの固定性を高めることで、シューズ全体の安定性が増し、走りやすくなるメリットもあります。
走る際の快適性やパフォーマンスを高めるためにも、かかとの固定性が高いランニングシューズを選ぶようにしましょう。
5. 選び方のポイント3:クッション性のある中敷きが重要
スポーツ用品や靴の購入時に、クッション性のある中敷きが重要というポイントを押さえることが大切です。
中敷きは足に負担がかかりやすい箇所へのクッション効果を持つため、履き心地や足への負担を軽減する効果があります。とくにスポーツや長時間の立ち仕事での使用時には、中敷きが欠かせません。
ただし、中敷きはアーチサポートや踵部分の支持機能があるものは避けましょう。一時的に足の形状に合わせたフィッティングができ、足裏の負荷を分散させて足にかかる負担を軽減できるように感じますが、長時間使用する事で、足裏の筋力低下を招きます。
選ぶ際には、自分の足のサイズや形状、使用目的に合わせて、クッション性の高い中敷きを選び、痛みな無くなったら、元々靴に入っていたインソールに戻しましょう。